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歯周病はうつる?感染を防ぐためのポイント

歯周病はうつる?

歯周病はうつる?

歯周病は歯垢や歯石が溜まることによって発生しますが、歯垢や歯石の正体は細菌です。つまり歯周病は歯周病菌と呼ばれる菌が繁殖して歯や歯茎を壊していく、という細菌感染症の一種なのです。

この歯周病菌、実は生まれたときには口の中にはいません。虫歯菌と同じですね。生まれたままの口内環境を保つことができれば一生歯周病にも虫歯にもならないはずです。

ではどうして多くの人が虫歯や歯周病になるのかというと、これらの菌を誰かからうつされているから。つまり、生まれてからどこかのタイミングでもらった歯周病菌が、歯垢や歯石が溜まり、免疫力が落ち、歯茎の血行が悪くなる、といった悪条件が重なって繁殖することによって歯周病になるというわけですね。

感染経路と予防法

では歯周病菌はいったいどこからどのようにしてうつるのでしょうか。その経路は大きく分けて2つあります。経路を知っておくことで予防することが可能になるほか、現状の自分の状況から鑑みて適切な対処をすることもできます。

●感染経路1 親から子供へ

乳幼児の段階で親から子供へ歯周病菌が移ることは少なくありません。例えば、お母さんは熱い飲み物や食べ物を「フーフー」と冷ましたり、自分の口に入れて細かくかみ砕いたりして子供に食べさせたりしますよね。その時に唾液や唾液の飛沫から感染します。

予防法

  • 母親や父親、祖父母など大人が一度口に入れたものを子供に与えない
  • 大人と子供で同じスプーンやフォークを使わない
  • 食べ物や飲み物を冷まして与えたいときは冷蔵庫で冷やすか、常温でしばらく置く

●感染経路2 パートナーからパートナーへ

カップルや夫婦などの間では、キスを含むスキンシップはもちろん、同じ食器を使ったり同じ飲み物を回し飲みしたり、唾液感染するチャンスが山のようにあります。ただ、これらをすべて控えることは難しいので、以下の対策を頭に置いておくといいでしょう。

予防法

  • 口腔洗浄をしっかり行い、歯周病菌をできるだけ少なくする
  • 片方が歯周病とわかった場合は2人とも歯科医院で診てもらう

感染しても発症しないお口の環境を作りましょう

感染しても発症しないお口の環境を作りましょう

歯周病菌が口内にいなければ歯周病にはかからないのでそれが最も理想的な状態と言えるかもしれませんが、成長するにつれその状態を保つのは難しくなっていきます。また、歯周病を恐れるあまりに人との関わりに神経質になりすぎるのも、それはそれで別の問題を生み出しかねません。

歯周病にならないためには、歯周病菌がいるかもしれないという前提でそれが繁殖しにくい環境を作るよう心がける、というのが最も現実的な対策でしょう。歯や歯茎が痛むなどの問題がなくても定期的に歯医者さんへ行って口内環境を良好に保つこと、そして毎日の歯磨きを正しく行うことによって、十分に良好な環境を保つことができます。

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