歯周病 歯磨き粉 TOP > 歯周病とは?歯周病の進行と症状
歯周病とは、歯と歯の間、あるいは歯と歯茎の隙間に溜まった歯垢や歯石に細菌が繁殖して発生する感染症です。ひどくなると口臭や歯茎の腫れ、痛み、出血などを伴い、最終的には歯が抜けてしまいますが、それまでは静かに進行するため、自分では歯周病にかかっていると知らぬまま気づけばかなり進行していた、というケースも多いようです。
歯周病の症状をチェック!
上記の項目のうちいくつかがあてはまる場合は、歯周病が発生している可能性があります。歯磨きをきちんとしていれば歯周病にはならないと思っている人も多いと思いますが、歯周病は食生活やストレスによる免疫力の低下や、喫煙による歯茎の血行悪化といった生活習慣、歯並びの悪さや歯ぎしりなど、いくつかの要因が重なることでも発生します。そのため、歯垢や歯石が溜まっていても歯周病にならない人もいれば、あまり溜まっていないのに歯周病になる人もいるのです。歯磨きをしっかりしているから自分は絶対に歯周病にならない、と慢心しないようにしましょう。
健康な人でも歯と歯茎の間には1〜2mmほどの隙間があり、その隙間を「歯周ポケット」と言います。
歯磨きを怠るとここに食べカスや歯垢が溜まりやすく、その状態で免疫力が落ちたり歯茎の血行が悪くなったりすると、歯茎が炎症を起こして隙間が広がります。これが「歯肉炎」と呼ばれる状態です。
歯肉炎を放置することで歯茎の炎症が広がり、歯周病菌が歯周組織に入り込んで歯槽骨や歯根膜など奥深くにある組織にまで及んでいきます。こうなると歯周ポケットは3〜5mm、軽い「歯周炎」の状態になります。
症がさらに広がると歯を支えている歯槽骨の半分弱が破壊され、歯が少しグラつき始めます。これが中程度の歯周炎です。虫歯にもなっていないのに歯がグラつくときは要注意。歯周ポケットは4〜7mmほどになります。
歯周ポケットの隙間が6mm以上、歯槽骨が半分以上破壊され、歯がグラグラして抜けそうな状態になると、重度の歯周炎、つまり歯周病の最終段階です。歯槽膿漏と言われるのもこの状態です。