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歯周病のフラップ手術とは?フラップ手術の費用と詳しい内容

歯周病の外科治療「フラップ手術」とは

歯周病の外科治療「フラップ手術」とは

歯周病を治すために必要な治療内容は、その進行具合によって異なります。プラークコントロールや、スケーリングやルートプレーニングなどの歯石除去といった歯周基本治療を行っても歯周ポケットの深さが4mm以下にならないような重度の歯周病に対しては「フラップ手術」と呼ばれる外科治療が有効とされています。手術と聞くと少し恐ろしいですが、そのまま放って置くと歯が抜け落ちてしまうような深刻な状況を避けるために行われる手段です。具体的な手順と内容は以下の通りです。

  • 歯周ポケット1~2mm

    ・局所麻酔をかけて歯茎を切開する

    ・歯周ポケット内に残った肉芽組織を取り除く

  • 歯周ポケット3~5mm

    ・歯周ポケット内部の歯根が見えるようになる

    ・切開によって見えるようになった部分の歯垢および歯石を除去

  • 歯周ポケット6mm以上

    ・必要があれば歯槽骨の整形を行う

    ・歯茎を縫合し、約1週間後に抜歯を行う

麻酔開始から縫合までにかかる時間は1〜2時間と言われています。具体的な手順を見てみるとものすごく痛そうに思えますが、実際には麻酔をしているので手術中にはほとんど痛みはありません。術後は化膿止めや痛み止めを処方してもらって対処するのが一般的です。

歯槽骨や歯肉を再生するために保険外で行われるフラップ手術の一環の治療としてGTR法とエムドゲイン法の2種類があります。いずれも部分的に対応するためのもので、全体の歯や歯茎に重度の歯周病が広がっている人には向いていません。

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